エイムゼロでXP2500を目指す改め"スプラ3素人考察ブログ"

スプリンクラーが壊せない。ちぎれ氏、こさぁ氏、まさとさま氏リスペクト。旧タイトル「30代社会人がエイムゼロでXP2500を目指すブログ」初期タイトル「30代社会人1160時間 ウデマエX到達記念ブログ」

裏取りの是非について -主に前衛-

秀吉 on Twitter: "前線が腕前上がらないのは裏取りしない人かその裏取りが悪手になることが多い人。 中衛は生存意識、エリア管理、カバーが足りない人。 後衛は立ち位置とaim依存やからただ純粋な技量 他にどの敵が無双してるとか上のプレイヤー数見ずに行動してる人とかが底辺"

スプラトゥーン界でも特に理論派な秀吉さんのコメント。

 

今回はガチマッチにおける裏取りについて。

皆さん、裏取りしていますか?

ミサイルマンや猪・芋と並んでスプラで嫌われるプレイングの1つが裏取りマンです。

そんな風潮のせいで裏取りはしてはいけないものだと思い込んでしまっていないでしょうか。

 

個人的には裏取りは”チャンスがあればやる”ことや”必要に応じてやる”ことではなく、

“常に狙っていく”こと、“積極的にやる”べきことだと考えています。

以前、「裏取りするなら2キルしてもらわないと許さない」と言ったツイートをみたことがありますが、逆に問いたい。

「じゃあ誰が後衛に圧かけるの?」「短射程の正面からの打ち合いの勝率は?」と。

裏取りルートの塗りが残る点も裏取りを繰り返すメリットになります。

裏取りは新しい塗り跡が生まれる最初の1回が一番バレやすいので。

 

例えば有名実況者のねっぴーさんは、スメーシーエリアの初動でエリア下の通路から左壁を塗ってキルを狙いに行きます。

決してエリア正面に出てボム牽制やエリア塗りはしません。

ガンガゼの初動も左右網からの裏取りがほとんどです。

 

では裏取りのメリット、デメリットを考えてみましょう。

 

・メリット

敵の死角から攻撃できる

挟み討ちの構図を作れる

相手の処理能力に負担をかけられる

壁などを利用して中後衛との距離を縮められる

(結果的に)敵の陣形を崩せる

 

・デメリット

前線の枚数が減る

(結果的に)味方負担になりやすい

 

この通り、裏取りの期待値は決して低くありません、むしろ高いです。

裏取り自体は味方に負担をかけるアクションですが、裏取りを仕掛けるだけで相手はその試合中”裏取りの警戒”というタスクが増えるのです。

ガチマッチでは基本的に自分が全部やることが求められるので、前衛が正面からの攻撃を繰り返していれば中衛でも裏取りを仕掛けるアイデアは悪くありません。

 

ただし、裏取りはタイミングが重要です。

と言っても、前衛に関しては前述の通り、常に裏取りを狙うべきだという考えなので、

裏取りしてはいけない場面だけ考えれば十分です。

裏取りしてはいけない場面とは、「自分が前線から抜けると味方が耐えられない時」、「前線の圧(質、量)が不足している時」です。

具体的には、以下のケースは裏取りをすると前線が崩壊するので控えましょう。

・敵が裏取りし始める、している時

・前線の人数不利時

・敵のスペシャルが多く溜まっている時

このようなケースでは前線維持をして味方の復帰を待ったり、スペシャルを溜めたり、潜伏からのキルを狙う方がベターです。

この点で、リスクの低い塗り維持が可能な中衛は前線維持に努め、前衛が裏取りにいくのが本来の形だと思います。

恐らく、裏取りすると不利な場面で裏取りをする味方がいると、「あれ、前線少ない、しんどい」と感じ、結果自分がデスしてMAPを確認すると前線が崩壊した盤面で敵陣に小さな味方インク…という不満が出るのでしょう。

 

ちなみに、裏取りはより深く行うとより成功率が上がります。

例えば均衡時のガンガゼで右網からの裏取り。

普通は網からエリアに向かって奇襲をかけます。

これは1人欠けた状態で前線を維持できる時間の限界を考えると、いち早く相手への負担をかける意味で懸命です。

この場合エリア正面に対して奇襲の角度は90°になります。

しかし、この位置では視野が広いプレイヤーにバレたり、敵高の長射程に狩られたりします。

ここで思い切って敵リス前広場まで抜けて真後ろから敵高に登ってしまえば、奇襲の角度は180°となり、敵全落ちというビッグリターンが現実的になります。

また敵にバレたとしても、敵は無視することができないはずなので、少なくとも1人はエリアに対して真後ろを向く必要があり、この時点で敵前線の圧を1人分減らせているので裏取りは一旦成功です。

さらに言えば、この時裏取りを警戒するのは通常中後衛。

敵陣まで侵入済みで敵中後衛との対面であれば、悪くないマッチアップを作れます。

 

最後に裏取りをする際の注意点ですが、まずは死なないこと。

機動力がある筆、カーリング、スフィア、ジャンプ短縮ギアあたりは裏取りに適した構成になります。

裏取りルートでポジションを維持できれば敵のヘイトを買えるので良し、ノーチャンスであれば一旦引いて仕切り直しです。

また、誰かが裏取りしている際の味方の動きについても、同様に生存意識が重要になります。

こちらについては、前線の維持、というよりも死守が求められます。

エリアの場合、前線を下げた際に相手は詰めるか待つか選択肢がありますが、

相手がエリア付近を塗り固める選択をした際に裏取りがバレることになるので、前線を下げないことが裏取りの成功を助けます。

 

以上、今回はエリアを想定していますが、他3ルールではエリア以上にこの裏取りが重要になります。

特にヤグラは関門付近にある敵の防衛ポジションを奪わないことには関門突破は困難です。

そんな場面で毎回都合良くハイプレやミサイルが使える訳ではないので、裏取りから敵に負担をかけていくことが重要になります。