エイムゼロでXP2500を目指す改め"スプラ3素人考察ブログ"

スプリンクラーが壊せない。ちぎれ氏、こさぁ氏、まさとさま氏リスペクト。旧タイトル「30代社会人がエイムゼロでXP2500を目指すブログ」初期タイトル「30代社会人1160時間 ウデマエX到達記念ブログ」

何をして勝つのか考えよう

ほぼ丸一年下書きに残っていた記事に追記して供養age。

 

 

約1年前にこんな感じの記事を書いていました。

引用元は言わずもがなちぎれ氏の名言です。

l3deck2256-spr.hatenablog.com

 

「何して勝つのか言ってみろ」、こう問われてはっきりと具体的に回答できるプレイヤーは案外少ないと思います。

私自身も結構あいまいなままなんとなくプレイしていますし、だからこその自分のパワー(X20-22)なんだと思っています。

自分がどうやって試合に関与し、貢献し、勝利に導くのか考えていないということは試合中の指針を持たず、その場しのぎの連続をしているに過ぎないとも言えます。

 

「勝つために(自分は)どう立ち回るか」決めるには、まず「チームとしてどうなれば勝てるか」が分からなければいけません。

スプラトゥーンナワバリバトルを含めて5つのルールがありますが、上位勢でどれか1つのルールだけうまいというプレイヤーは(恐らく)いませんので、つまり5ルールすべてに共通するスプラの鉄則があるということです。

今回はそれを紐解いていきます。

1. 試合に勝つには

言うまでもなく、試合に勝つには相手よりも多くカウントを稼ぐことが必要です。

相手にカウントを与えないという戦い方もありますが、スプラ3においてスペシャルやステージの特性上消極的な戦法は強くありません。

基本的にはカウントを多く稼ぐこと、できればKO勝利を目指すことが基本線。

ではカウントを稼ぐとはどういうことか。

これはひとえに「前線を上げる、そして維持する」これに尽きます。

ホコ、ヤグラ、アサリは前線に対してオブジェクトが先行することも可能ですが、この動きもある意味で前線を上げる(上げようとする)行為と捉えることができます。

ほこまさと戦法、まさとさま戦法は、ルールオブジェクトという最もヘイトを集める要素をコントロールすることで前線を上げる戦法と言い換えることができるかもしれません。

自分の持ちブキが、あるいはプレイヤー自身が、前線を上げる、前線を維持する、どちらを得意とするのかよく理解しましょう。

ちなみに前線を上げるブキ・立ち回りの方が難易度、貢献度ともに高い傾向にあります。

ちなみにここでの前線とは敵味方インクの境界線を指し、味方が陣形を組み、互いにカバーできる体制が整った前線をイメージしてください。

 

2-1. 前線を維持する

まずは説明が簡単な「前線を維持する」について。

「前線を上げる」に対して貢献度は下がりますが、バリアやシールド、ビーコンといったサブスペがついているとこの役割で活躍しやすいです。

相手が前線を上げることを阻止するという意味で、メインとしては塗りが強かったり射程が長かったりすると維持性能が高そうです。

具体的には相手が前線を上げるためのインクを塗り合いで枯渇させる、あるいは敵陣に抜けて後方で無駄使いさせる、射線(射程キル圧)で敵ルートを塞いで進軍を遅らせる、クリアリング(潜伏キル圧)を強制してインクや時間を奪う、など。

例としてはわかばシューター、H3リールガンD、.96ガロンデコ、デュアルスイーパーカスタム、スプラローラーコラボ、キャンピングシェルター、各種後衛ブキあたりでしょうか。

わかばのボムや、96ロラコラのダイオウなどで前線への攻撃や抜けという選択肢があるブキはブキパワーが相対的に高めと言えます。

ギアとしては持久戦を得意とするラスパを含むインク系統、ゾンビなどの相性がいいはず。

ちなみに現環境において最も強い前線を上げる方法がウルショですね。

いかにウルショを無駄撃ちさせるか、もしくは抱え落ちさせるか、この回答を持つことは安定して勝つための必須条件と言えます。

なお前述の通りカウントを稼ぐ役割に対して貢献度は低く、味方依存度が高いとも言えます。

そもそもスプラトゥーンは体力が低く簡単にデスするため、敵陣でヘイトを買うという行為を継続することが難しく、味方のカバーもあんまり期待できません。(2ではキャンプ無印やロラコラあたりが特殊な適性をもっていた)

またいくら自分がある地点を死守しても、ステージの反対側までカバーすることはできません。(一部ステージのリッターなどは疑似的にほぼステージ全体をカバーできるため強い)

個人的に面白いと思うのが、こういった手段(敵陣生存、遅延行為)を「実質キル(実質デス)」と表現する人が多いということ。

この表現は後に回収します。

 

2-2. 前線を上げる

より難易度が高く、でも成功すればリターンも大きいのが前線を上げる役割。

前線を上げるを言い換えると、「相手を引かせる」です。

一度前線を上げることに成功すれば、当然それを下げたところですぐに不利状況には陥りません。

攻撃は最大の防御ってことです。

「相手を引かせる」にはキル圧や塗りで引かせることも含みますが、最も単純なのは「相手をキルすること」、つまり強制的にリスポーンに引かせる行為です。

上位勢におけるブキ評価、あるいは立ち回り基準は基本的にここが重視されているはず。

いかにしてキルをとるか、キルのとりやすさ、これが見劣りするブキや立ち回りは評価が低い傾向にあり、これはブキ自体の強弱以上にキャリー性能の低さを評していると認識しています。

(対抗戦環境では、弱ブキ扱いされているブキでも日の目をみる編成があるかも?)

まさとさま戦法の評価が分かれる理由は多分ここにあって、オブジェクトが敵陣に進むことで前線を上げるトリガーになれるものの、味方がついてこられるか(ヤグラのヘイトを活かしてキルを回収できるか)どうかが味方次第なところなんじゃないかと。

 

(結論) スプラ3の勝ち方

元も子もないような結論になりますが、スプラ3はとどのつまりキルゲーであり、勝ち方というのはつまり「どうやってキルするか」に終始します。

「何して勝つのか言ってみろ」に対する模範回答は「片っ端からキル、無双して最終的にリスキルします」です。

スキルが追い付かないこともあるでしょうし、多少の妥協があったとしても方向はこれ。

実際に上位勢の解説をみても、常に敵4人のクリアリングを心がけています。

もちろん、前線を上げるのバージョン違いとして、前線を上げさせない、相手のリソースを前線以外で浪費させることも消極的な方法として存在します。

更に次のステップを考えれば有効キルという概念もあり、キルをとるタイミングやポジションも影響しますがそれはまた今度。

だから、死なずに塗ります!とかスペシャルを回します!というのは、最終的なキル(実質キル)を想像できていないので弱いんでしょうね。(自戒)

芋(実質デス)より猪の方がマシ理論にも賛成します。

みんなキルマシーンになろう!

 

例えばわかばシューターの場合

例えばわかばシューターの場合、こんな選択肢が思い浮かびます。

・メイン塗りで相手のインクリソースを奪い前線を上げさせません! →ラスパギアで補強

・バリアで敵スペシャルを無駄撃ちさせます! →スペ増スペ減で補強

・ボムでキルをとりまくります! →サブ性能サブ効率ラスパで補強

・前線バリアからメインの対面でキルをとります! →スペ増イカ速ヒト速アク強で補強

多分下の選択肢ほど強く、難易度が高いです。

実際には場面や状況に応じて複数のアクションを平行したり、変更したり。

ブキ性能からみた正攻法としては、「塗り広げで前線を維持しながらカバー先を探しキルを狙い、盤面が整ったらバリアを起点に対面でキルをとったり、ボムで防衛ポジを潰しながら機動力を活かして前線を上げます」みたいな感じでしょうか。(メインブレのせいで塗りとカバーの切り替えは実際には難しいです。)

わかばの特徴として大きなインクタンクがあり、ダイナモやH3のような隙の大きいブキに対してはボムでキルを狙いやすい、といったように編成別の対策もできると立ち回りの幅が広がります。

またやることが多いので、ギア枠もカツカツでラスパやスタダのような高効率ギアを採用し、スペ増イカ速あたりを追加するギア構成に落ち着く気がします。

マッチング的にもスシ辺りを相手に対面で勝つことが期待されてしまいますので、この勝ち方を目指してこのギア構成を選べば、良くも悪くも自分の責任範囲の大きくなりますが、上位勢にとってはこれができないとダメくらいな感じでは。

 

 

L3リールガンの場合

じゃあL3リールガンではどうでしょう。

高い塗り力、低めの対面性能あたりはわかばと似ていますが、中量級トリガー式のため機動力では大きく劣りますし、インク効率も2の疑似確以来奪われっぱなしです。

よって敵陣へ攻め込む動きも塗り維持も難しくなりますが、ブレが少なく短射程シューターより若干長いメインによる対面力とカニタンクによる攻撃は魅力です。

特に連続射撃でブレが大きくなるというシューターの特性がトリガー式のおかげで軽減しているので、わかば以上に塗って盤面を整えながらカバー先を探すという行為も正当化しやすい。

L3の場合「塗り広げで自分の足場を確保しながら短射程シューターを対面で制圧(キル無双)、あるいはカバーキルのチャンスを探し、スペシャルが溜まったらカニタンクで中後衛を下げ前線を上げます」みたいな感じでしょうか。

思い付きですがスタダスペ増L3の時代か?

なおこのプランにカーリングが出てこないのがL3の実態って感じです。

ちなみに先月までの私は漠然と「塗り広げをしながらカニを回転させてキルをとる(ラスパスペ増)」くらいの認識でした。

これでは前線を上げるどころか、維持するにあたってもカニタンクがウルショに粉砕されほとんど役割を全うできていませんでした。

 

こんな感じで、ブキの性能と向き合って少しでも具体的に「どうやってキルをとるか」考えるといい感じがします。

何をして勝つのか、ぜひ考えてみましょう。