れんたな氏のバケツ -ザトウ編-
れんたな氏はバケツトッププレイヤーとして有名なプレイヤー。
「れんたな>それ以外」という極シンプルなTier表が一時バズりました。
そして、異常なキル性能が目立ちますが、ブキ性能とステージ構造を活かして対面拒否を実現しているプレイヤーでもあります。
その立ち回りは惚れ惚れするほどの凶暴さで、特にザトウマーケットでの立ち回りは何度も繰り返しみているのですが、見事。
初動は中央から右高台の壁を塗り、右通路に落ちながら台上に攻撃をするパターンが非常に多い。
これもある意味での対面拒否であり、バケツのメインを活かしたノーリスクハイリターンな戦法です。
敵陣からみてエリア左の台上から初動はエリア側に注意があるので、通路側、しかも下方向からの攻撃に対応できません。
そもそもその位置は視界に入らない。
うまくキルできれば中央側のカバーに入る。
敵がうまく奥に引くようならば台上もしくは右奥の低いブロック側から曲射を狙う。
この時点で敵はアサリゴール下の隅に追いやられているのでまずデスします。
そしてキルができればやはり中央側のカバーに、しかもこの時点で敵からすると後ろから攻撃される構造になります。
あるいは左側の攻防で味方が勝っているならば、そのまま右奥の占拠に入ります。
この初動、色々想像してみると、右通路側に入るため中央からのカバーは届きませんし、右通路に意識を向けようものならばやはり中央からエリア側をみている別の味方の餌食になります。
例えば初動でインクレール終着点あたりからバレルやエクスに攻撃されれば動きは制限されるでしょうが、そうだとすれば他の味方が恐らくエリアの塗り合いに勝てる。
完成された初動だと思います。
続けて、初動で2-3キルとってほぼリスキル状態にまで進めたにも関わらず少し引いた位置で潜伏をするムーブ。
自分であれば敵3落ちor全落ちをみて、自陣が塗り荒らされていなければ”できるだけ”敵リスに近付こうとしてしまいます。
きっとこれがいけない。
スプラトゥーンの勝利条件はあくまでカウント基準なので、リスキル自体に意味は一切ない。
れんたな氏のその後の動きを見ると敵がリス前をざっとクリアリングして、次のステップに入ろうとした瞬間の敵を狙ってキルをとっていました。
相手は打開用にスペシャルを溜める時間+デスの時間+スペシャルのため直し時間を失い、カウントは大きく進みます。
ここでリスキルしていれば相手は考える必要もなくリス前の処理に集中できるので、リス前で長時間耐久できなければ結果的に早く打開の準備が整ってしまうのです。
バケツは練度があれば傘やキャンプを上から攻撃できるので環境にも負けてはいないはず。
環境の疑似シューターとはキル速や塗り射程で劣りますが、その分ギアの自由度が高い。
ショッツルやエンガワのような開けたステージでは曲射の強みは減ってしまいますが、要検討。