オレのそばに近寄るなああーッ
タイトルはJOJO5部のラスボスディアボロのセリフですね。
ウデマエが低ければ低いほど、「位置被り」が発生しやすいです。
ただ他のルートを知らないのか、味方のカバーのつもりで近付いてきているのか他人からは判断しづらいのですが、いずれにしても味方が団子状態に寄り固まるのは弱いです。
Xでもエンガワ正面(リスとエリアの間)に全員いるなんて場面は見ますので、案外高度な判断なのか？？
味方が固まって弱い理由はたくさんあります。
・ボムやスペシャルで一網打尽にされる⇨全落ちのリスクが高い
・塗り広げが2倍にならない⇨スペシャル回転率が落ちる
・射程が2倍にならない⇨1人の長射程で2人以上の動きを制限される
・射線が2倍にならない⇨敵が警戒すべきポイントが増えず置き撃ちやり得
味方と直線上、あるいはごく近いポジションに立つ価値があるのはキャンプ系統くらい。
まあとにかくスプラトゥーンの世界でもソーシャルディスタンスは必要で、味方とは適切な距離感で戦うことが重要となります。
ちなみに、特に打開に置いては陣形を保つために各々が死なないことは必須条件となります。
ここまではウデマエXなら知識としては常識的に理解している内容ですが、逆に相手の立ち位置を被らせようとするのは更に上のウデマエで求められる力となります。
私は全然できていませんが、
「敵の位置が被るように誘導する」ということ。
敵の位置が被るメリットは、先に挙げたリスクの裏返しですので改めて説明はしません。
敵の位置を被せるにはいくつか方法があります。
・リスキル
・スペシャルで寄せる
・ボムで寄せる
・キル圧で寄せる
1つずつ具体的な例を挙げてみます。
・リスキル
リスキル状態から中央に抜けるのは困難で、敵は自然とリス前に固まることとなります。
ここからの打開が難しいのは誰もが経験しているはず。
・スペシャルで寄せる
アメフラシが強力ですね。例えばフジツボの右奥スポンジから敵高に向かって雨を流すと、敵を敵高左下に集められるので、長射程やボムで追い詰められます。
ミサイルやハイプレは敵が任意の方向に逃げられるので意図的な誘導には不向きですがある程度は強制できます。ミサイルで塗りを奪いつつ敵を分散させて、固まった敵を追い込むことができると強いです。
ジェッパ、スフィア、ハンコでも出来そうですが、簡単にすれ違えてしまうのでやや信頼性が低い。
・ボムで寄せる
やることはスペシャルとあまり変わりません。
ただボムはインクの関係で1人で完結させられないので、味方との連携がないと厳しいです。
・キル圧で寄せる (短射程)
段差下のロラブラバケなどはブキによっては対策がほとんどないため(曲射ができないメインや、ボムなしブキ)、事実上別ポジションへの移動を誘導できます。
シューターやチャージャーにとって、打開時にロラブラと見合っていても不利なので普通はポジションを移します。
・キル圧で寄せる (長射程)
特に詰将棋的な懸命判断の繰り返しが強いガチエリアにおいては、上位ほどターン制と呼ばれるような交互にスペシャル打開の応酬を繰り返す展開になりがちです。
これを崩すために抑えでキルを取る動きがいわゆる勝ち筋。
相手のスペシャル打開のタイミングをずらし、あわよくば中途半端なスペ打開を誘発させ、相手スペシャルを浪費させることができればKO勝利もグッと近付きます。
基本的に打開側は安全地帯であるリス付近や高台からインク垂れ流しで塗り状況を改善しながらスペシャルを溜める動きをしますので、このような敵からキルを奪うのは簡単なことではありません。
と言うか本来であれば敵が甘えた動きをしない限りキルデスは発生しません。
この定石を崩すきっかけが敵の陣形を崩す行動。
敵の強ポジを埋めたり、移動させたり。
ちなみに敵よりもメインの射程が長ければそれだけで敵を引かせることができるので、長射程ブキは活躍の場面。
例えば先に例に挙げたフジツボ抑えだと、通常正面に立って敵高(網奥)を睨みつける訳ですが、そんな正直なポジショニングで取れるキルなんてほとんどありません。特に上位になればなるほど。
そこでもう一歩前に出て右奥スロープを通過する敵を狙ったり、右スポンジ手前の壁に乗って壁裏に圧をかけたりとリスクを取った選択肢が生まれます。(これは別ブキが担ってもいいです)
忘れてはいけないのが、これはリスクをとった対面ではなく敵の立ち位置を誘導するための仕掛けだと言うこと。
変にキルを狙って返り討ちにされては目も当てられません。
仮にフジツボ正面壁裏の安全地帯に圧をかけて網奥正面に敵を誘導できればミサイルとボム2個で敵を壊滅させられます。
こうやって敵の打開タイミングをずらす、このための前準備として敵を一箇所に固める。
勝ち筋を作るために狙ってみてはいかがでしょう。
はい、私は今日から(余裕があれば)狙ってみます。
