前に出られないジレンマとどう向き合うか
スプラトゥーンにおいて1番難しいムーブが「前に出る=前線を上げる(そして敵陣でキルをとる)」ということ。
いわゆる有効キルってやつですね。勝ち筋も似たような意味合いだと思います。
スプラトゥーンで立ち回りが悪いプレイヤーは、その立ち位置によって2つに分類できます。
1つが全然前に出ようとせず、自陣でうろうろしているだけの通称”芋”。
もう1つが、クリアリングや味方との連携を無視して1人で突っ込む通称”猪”。
特に中後衛のブキの場合、芋タイプの方が多くてかつ深刻な印象があります。
デスを恐れて遠くからボムを投げたり、自陣を塗って低い位置からスペシャルを使ったりしているだけでは前線への関与としては不十分。
当然味方は溶けていくし、相手の事故や味方の上振れが無いと状況は一向に改善しません。
今まで私が「ここは前衛のポジション」と思っていた立ち位置が本来の中衛ポジション、そして前衛には裏や潜伏を担ってもらうとチームとしての前線を綺麗に保てるように思います。
つまり丸々1人分ラインが低かったのかなと思います。
なぜ前に出ることが重要なのかは言うまでもありませんので割愛しますが、ではなぜ前に出るのが難しいのか。
自分の場合、その原因は「きっかけ」を見つけるのが難しいからです。
・敵の位置が分からない(潜伏が分からない)から前に出られない
・自分と敵の有利関係が分からないから前に出られない
※C~B帯くらいだと「相手との射程差が分からない」もあるかも
一つずつ解決策を考えていきます。
・敵の位置が分からない(潜伏が分からない)から前に出られない
シンプルがゆえに難しいですが、目視と同時に相手のデスのタイミングを常にチェックしておく必要があります。
相手が前方にいないのであればサッと道を作って前線を上げ、味方のカバーに向かいます。
間違っても前線を上げられるだけ上げて自分が孤立してはいけません。
前線は線で味方と形成するもので、個人が点で作っても維持できません。
そして、前方に敵がいるケース。
これは選択分岐が多く単純化することが難しいのですが、ステージ毎のポジショニングによって変わるのかな、というのが今の考えです。
大雑把には塗りか射程が勝っていれば塗り合いでヘイトを自分に向ける、負けていれば潜伏して相手が進軍するのを迎え撃つか別のポジションに移動して味方のカバー、が良いのかな。
自分は短射程ブキをもつことが多いので、正面にバレルやチャーが見えたらすぐに反対サイドへ移動しちゃってますが、キル圧のない遠くの場所からヘイト買うよりはいいと思っています。
また知識としてブキごとの強ポジを覚えておくと、例えば敵にロラブラがいなければクリアリング軽めでいい場所などちょっとした手抜きはできると思います。
・自分と敵の有利関係が分からないから前に出られない
前段で言うステージ毎の強いポジションのことですね。
例えばチョウザメエリア打開、自分はわかばで自陣左側の壁あたりにいるとき、エリア左斜面にデュアルが見えました。
このような場合にできることはせいぜいボムを投げることくらいでしょう。前に出られないのは当然です。
こういう場合、自高にハイドラやリッターがいればそれで敵を動かして狙いやすくするだけでもいいと思いますし、自分が右側や高台に移動するか、アーマーが溜まるのを待ってもいいです。
(理想としては、右にいる味方と敵のブキ相性も考えて厳しそうならカバーに向かう、遅延していれば勝ってくれそうな組み合わせなら敵デュアルがカバーにいかないように足を止める、というのがいいのかな。)
ではこのケースでブキが反対だったらどうでしょう。つまりエリア左寄りに敵わかばがいて、自分が左壁にいるデュアル。
メインを曲射気味に流して、敵が引いたら壁を登ってスライドで詰めることで前線を上げることができます。
通常敵高かエリア中央にも敵がいるのでここまで簡単ではありませんが、ブキとポジションの有利状況が分かれば、前線を上げる選択肢が見つかると思います。
これ以外にも細かい理由を挙げれば以下のようなものも思いつきます。
・敵のヘイトがどこに向いているか分からないから前に出られない
・味方の位置を見れていないから前に出られない
・敵の圧があって前に出られない
ただ、それぞれ「メインで前に出られない」状況であれば「味方」か「スペシャル」が加わるまでは「待ち」の状態であるのが「普通」という認識をまずは持ってみるのがいいと思います。
ゲームスピードの早いスプラトゥーンでは、10秒も展開がないとじりじりと焦りがでてきますが、そこをグッと堪えて無茶しない立ち回りを身に付けられれば勝率も安定するんだろうなと思います。
私は堪え性がなく、結構ワンチャン狙いに行きがちですし、チャクチ溜まっていればエリア中央に突っ込みがちですし、アーマー吐いたら無条件に直進しがちです。
反省します。