ガチエリア抑えの立ち回りをランク付け
ガチエリアは特に低ウデマエ帯で「エリアを塗る」ルールと認識されており、エリアを挟んで塗り合う場面が珍しくないようですが、
ウデマエが上がるにつれてこのルール定義も自然と変化していきます。
真理に近付くと言ってもいいかもしれません。
初心者:エリアを塗るルール(前線を上げられない)
中級者:前線を上げてエリアを塗らせないルール(前線を下げられない)
上級者:攻防ターンの往復を崩すルール
S~X底辺くらいだと(自分も含めて)、まだ中級者くらいの立ち回りの人がほとんどです。
前線を上げる動きは身に付いているけれど、前線を下げるのが下手。
相手のスペシャルの打開に対して、無理に前線を維持しようとデスしてきっちり打開されちゃうみたいな。
そこで、抑え時の立ち回りを勝手にランク付けしてみました。
便宜上C~Xのランクを付けていますが、Sランクの立ち回りが実際のウデマエS帯で通用するとかそういう関連はありません。
抑えランク
C:何をしていいか分かっていない。エリア周辺で無防備にうろうろしている。
B:直前まで塗り合っていた敵や、潜伏していない敵に対して追撃できる。(ほかの情報を無視してみえた敵に反応する)
A:見えている敵への対応か、エリア周辺の塗り固めを選択できる。
S:エリア獲得後、前線を上げられる。上げる意識がある。
S+:前線を上げるか塗り固めをするか判断できる。相手のスペシャル打開に合わせてスペシャルを返せる。
X下位:敵陣まで前線を上げて圧をかけることで、スペシャルを奥で吐かせることができる。
X上位:敵陣での潜伏キルで相手の抱え落ち(打開阻止)を狙える。相手のスペシャルに対して、ラインを下げて前線を維持することができる。
抑えランク別抑え失敗例
C:前線が中央のまま上がらず、復帰の敵があっさりエリア付近まで近づける。事故や対面負けであっさり打開される
B:人数状況を把握せず見えている敵に突っ込むので、潜伏している敵やカバーにやられて人数不利を作る
A:エリア周辺の塗り状況を改善できるが、前線は上がらないので簡単に打開ポジをとられる。
S:敵の位置の把握が甘いまま前線を上げるので、残党や復帰の敵にキルされて抑えが始められない。
S+:打開でスペシャルを使っていると抑えでスペシャルが溜まらず、相手の打開を阻止できない。相手のスペシャル打開でデスする。
X下位:前線の高さを味方と合わせられず、敵陣で孤立してデスする。
X上位:ブキ相性によりスペシャルの応酬で勝てない場合は仕切り直し、もしくは抑えターンの継続を判断できる。相手の打開が成功してもラインをある程度維持して、次の打開のきっかけを待てる。強い。
2021年現在、発売から3年以上経っていまだにスプラトゥーン2をプレイしているアクティブプレイヤーって大半がS+かXなんじゃないかと思います。
そういうプレイヤーはきっと抑えで前線を上げて、相手の打開に合わせて引く、というの動きが苦手なのでは。
私自身もそうですし、敵にも味方にもそういう動きで抑えを失敗しているプレイヤーが多いように感じるます。
抑えに敵陣で暴れるムーブは失敗すれば相手の打開のきっかけとなり大戦犯です。
まずは生存を優先して、潜伏からのキル、それが難しければ相手のスペシャルが溜まるまでは牽制でラインを下げない努力をしましょう。
単純な話、ナイスダマとボムピでエリアを取られても仕方ないんです。
相手はピンチがついているからすぐにスペシャルは溜まるし、そのスペシャルを2つも合わせてきているし。
それに対してメインで塗り合って体を晒してついでにデスするようでは抑えが続かずカウントを進められません。
逆に考えるんだ「エリアならあげちゃってもいいさ」って。
エリアだけとられても、S+やXのプレイヤーならば周辺の塗り固めは多少完了しているはずです。
デスさえしなければ、今度はポジション有利・塗り有利を維持したままスペシャル自動回復を利用してスペシャルで前線を上げ直す、敵をキルすることができます。
一旦ペナルティこそつけられますが、相手はスペシャルを切って打開を狙ったので、きっちりエリアを取り返せば次の打開でかなりカウントを進められるはずです。
もちろん塗り合って塗り勝てる編成ならそれに越したことは無いですが。
抑え失敗例の中にピンとくるものがあったら、意識してみるといいかもしれません。