ブキの役割に固執しない
別ゲーから学ぼう。
OWとLoLから読み解く、日本でロール型(役割別)対戦ゲームが流行りにくい理由|Rainbee|note
上記リンクはLoLというゲームの解説みたいです。
LoLがLeague of Legendsの略だというくらいしか知識はありませんが、言いたいことは十分に理解できます。
でも、これを読んでいてスプラプレイヤーの私は結構な違和感を覚えました。
LoLでは盾プレイヤー(いわゆるタンク)がハンマー振り回していると変な目で見られる、でもスプラで全く塗らないロラブラは認められているかと言えばそうではない気がする。
例えば「あのローラーは潜伏とキルの役割に徹していてヤグラに一切乗らないから信用できるぞ!」って思いますか?
多分編成とタイミングによると思う。
ロラブラチャーみたいな編成で2枚が完全に潜伏していたら多分塗りが間に合わないし、ヘイトも見えている後衛に集まり過ぎて、そもそもの実力差がないと厳しいと思う。
だから、ロラブラだって必要に応じてエリア管理してもらいたいし、ヘイト買ってもらいたいし、ホコもったりヤグラに乗ったりしてほしいと思ってしまう。
もちろんそれらに携わる頻度は味方3人よりも少ないでしょうが。
この考えは私のウデマエのせいでしょうか。
※LoLの方の記事もずっと盾張って攻撃なんて一切するなってほどの極論ではないのですが、ニュアンス的に解釈しています。
恐らくですが、スプラトゥーンにおいては役割を自覚することは大事だと思うものの、役割に固執した立ち回りは弱いような気がします。
前衛だから絶対ホコもたない、ローラーだから絶対塗らない、わかばだから後ろでアーマー回すだけ、後衛だから潜伏しない裏取りしない。
どれも弱そうじゃないですか?
もちろん、チャージャーなのに最前線でスシと撃ち合ってるとか、ノヴァが自高からボムで塗ってるとかそういうのは論外です。
でも歴代の環境ブキを考えると、塗れて生存できてキルもとれるブキがほとんどですよね。
結局全部できるブキが強いはずで、何かしかしない偏った立ち回りは強くないはず。
シューター、特に軽量級の短射程シューターが流行っている理由も恐らくこういうことではないでしょうか。
塗れる(シューター)、生存できる(軽量級機動力orシールドナイスダマ)、キル(キューバンアーマーor疑似ブレ0or2確)をブキ性能でまかなえているので、プレイヤースキルで補う要素が少なく済むというのは大きいはず。
突然ですが、まさとさまのマップの見方解説動画。
https://www.youtube.com/watch?v=HlIuuyliI2c
上記リンクではロラコラを使うまさとさまの立ち回りが確認できます。
まさとさまと言えば、「1つの役割に徹した極端な立ち回りの人」という印象もあるのですが、実のところ動画をみれば周囲の状況をみて柔軟に立ち回り(主に進行ルート)を調整していることが分かります。
「右と敵陣に味方がいて、中央が手薄だから中央に行きます」みたいな発言を何度かしていますね。
ここで、「私はロラコラなのでいつでもサイド展開します」、みたいな発想にはなりません。
もちろん味方にリッターがいれば中央の場所は譲ることになるだろうし、ブキ適性をみた立ち位置や陣形は当然あります。
ブキの役割はブキ固有で決まっているものではなく、編成を含めた状況で変化していくもの。
誰もそんなに極端な話はしていないはずですが、「塗りブキだからキルは全部任せた!」「キルブキだから塗りは全部任せた!」「後衛だから前は全部任せた!」そんなだった4人しかいないメンバーがそれぞれわがまま言っていては勝てる試合も勝てません。
バンド組もうとして集まったのがベース4人だったら誰かに歌ってもらわなきゃ。
その時にどうせ似たような歌唱力なら誰か1人に歌わせるんじゃなくて、コーラスとか交代とかでみんなで補い合ったほうがいいよねって話。
ちがうか?