エイムゼロでXP2500を目指す改め"スプラ3素人考察ブログ"

スプリンクラーが壊せない。ちぎれ氏、こさぁ氏、まさとさま氏リスペクト。旧タイトル「30代社会人がエイムゼロでXP2500を目指すブログ」初期タイトル「30代社会人1160時間 ウデマエX到達記念ブログ」

理系営業マンの対抗戦中衛立回り -塗り-

<前置き>

私はプレイヤースキルで劣るため、知識と立回りで勝率を上げるべく様々なブログだったり動画を参考にしているのですが、

Googleで検索して上位に表示される国内ブログをほぼほぼ網羅した自分が思うに、多くの記事は抽象的すぎる。(本ブログも例に漏れず)

かと言って、実際のプレイ動画を元にプレイを添削していく方式(だっつ氏が先駆者かと思いますが最近の流行りですね)では、ブキもステージも塗り状況も再現性が低く、自分のスキルに昇華するのが難しい。

そこで、私は別のアプローチから、自分の蓄えを吐き出そうと思います。

ユーザーサティスファクションを考えると、動画での情報の共有はかなり有用だと思うのですが、めんどくさいので、可能な限り言語化していきたいと思います。

 

<今回のテーマ>

中衛の役割とは -中衛の塗りについて-

 

<前提知識 -中衛とは->

私の考えとして、スプラトゥーンの編成は5つの役割を分担するものです。

1)キル前衛、2)生存前衛、3)中衛、4)塗り後衛、5)キル後衛

対抗戦などで採用される中衛ブキとしてよく目にするものは、H3D、スプスピあたりが人気でしょうか。最近ではメインこそ短射程ながら立回りで中衛を担うわかばが大流行です。人によってはL3や傘も中衛とする場合があるようです。

このように各ブキのポジション分担についてはメイン射程ではなく、あくまで立回りをベースに判断しています。

中射程ブキではあってもプライムやケルビン、ロングなどは実質前衛ブキです。(ゾンステや擬似確ギアの採用率からも役割は明確に異なります。)

ラピやボトル、ジェッカスは長射程枠に入ると思いますが、長射程枠はチャークーゲルが幅を利かせているので対抗戦環境では出番無しです。

中衛ブキの特徴は、

・強い塗り (射程、効率)

・影響範囲の広いスペシャ

・前線へ攻撃関与できること(メイン射程orボム)

です。

チャクチやスフィアの様な自己完結型スペシャルでは中衛を担えません。

センサーやポイズンは…そもそも環境で息していませんね。

ちなみにシールド、ビーコンも微妙です。これは中衛の立ち位置、インク消費の負担が原因と考えます。

固定チームでの報告、指示出しは、「最も後ろのポジションを取り、主に高台から全体を見通せる後衛」、もしくは「前線の状況をより具体的に把握できる中衛」が行うことが多いです。

 

<本題基礎>

では中衛には何が求められていて、なぜこの様なブキ群が採用されるようになったのか。

答えは塗りと味方のサポートです。

就活を揶揄する「私は緩衝材」との逸話がありますが、正しくそれが中衛に求められる役割だと思っています。

アシスト込みで最もリザルト映えすべきで、防衛打開では塗り耐え忍び、攻撃抑えでは前線と共にキルを狙う遊撃ポジションです。

今回はその内、塗りについてのメモです。

 

スプラトゥーンにおいて最も重要なことを一言で表すとすると、「前線に関わる圧で勝ること」だと考えます。

それを噛み砕くと、塗り盤面を整えるとか、スペシャルを合わせるとか、前線を上げるとか(圧の質を上げる)、生存とか、キルとか(圧の量を増やす)の少し具体的な話になります。

将棋の経験があれば想像しやすいのですが、将棋における型、囲いはある1マスに多くの駒が”かかる”ように組まれますが、同じイメージです。

 

では前線の圧を上げるのに必要な塗りとは。

そもそも塗り広げの意図には以下のようなケースが存在します。

初動の前線位置と人数状況を0とし、優勢時をプラス、劣勢時をマイナスで表しました。

数値自体は目安であって絶対的なものではありません。

【0:スペシャル】スペシャルゲージを溜める塗り

【1:対面準備】味方の足場を作る塗り/相手の足場を奪う塗り

【-1:前線維持】味方の復帰まで相手の進軍を牽制し、カウントを稼ぐ塗り

【2:抑え】味方の潜伏位置を作る塗り、抑え用のスペシャルを溜める塗り

【-2:クリアリング】相手の潜伏や裏抜けを阻止する塗り

以上の-2〜2の間で流動的に塗る目的を変えながら動きます。

ここに中衛としての特徴があり、前線0状態の塗りはスペシャルを溜める目的という点です。

初動で前線の量こそ失うことになりますが、前述のように広範囲スペシャル(主にアーマー)をもつ中衛ブキはスペシャルがチーム全体のバフに繋がります。

まずスペシャルから前線に入る中衛は、間違っても初動や打開の早い段階で前線に出てデスしてはいけません。

 

【本題発展】

次に塗る場所について。

基本的には各ステージの重要ポジションを獲得することを目指します。

例えば、ガンガゼの場合は以下のポジションを奪うことが重要で、場合によってはそれぞれのエリアを奪うためだけにでもスペシャルを使用します。

-2:アサリゴール付近=敵潜伏からの不用意なデスを防ぐ

-1:自高~エリア間の左右、特に右高=味方の対面を支援する

0:スペシャルを溜めやすい広い場所=最短以外の使用しない床

1:エリア上&左右裏どりルート=味方の前線上げを支援する

2:敵高横坂道、敵左高=味方の抑えポジション確保

この際、2の場面では敵陣に塗り跡を残すことが重要な役割になります。

敵陣の塗り跡があとあと裏どりルートになったり、前衛の潜伏場所になったりするからなのですが、これを前衛自身にやらせてしまうと射撃時のヒト状態や音で位置バレに繋がってしまいます。

 

【まとめ】

情報量が多くなってしまったように思いますが、一言で言えば中衛の場合「塗りの目的を明確にもつ」ことが重要です。

これは自分自身の反省にもなるのですが、完全に抑えのターンでエリアよりも自陣側の塗りは、あと少しでスペシャルが溜まるという場合を除いて基本的に悪手です。

なぜならその間にも前衛は敵陣で対面を行うかもしれないからで、前述の2の状況に適した塗りと一致しません。

中衛は緩衝材、独りよがりな立ち回りでは味方負担になってしまいます。

あくまで味方に合わせて動く、そして対抗戦であれば報告や指示を通して味方を動かすこともある。

そんな遊撃手であり軍師であり縁の下の力持ちなのが中衛ブキ。