ブキの強みを押し付ける立ち回り
スプラトゥーン2には100種類以上の多彩なブキが用意されています。
チャージャー、筆、フロ、キャンプ…特定のスペックで秀でたブキはわずかであって、ほとんどはある程度似通った性能のうちどれかが少しいい/悪いというバランスで成り立っています。
例えばリッター4Kは、他に追随を許さない射程を活かした立ち回りでオンリーワンの存在感を示すことができますし、実際に誰にも触れられることなく敵を葬る可能性を秘めています。(ハイプレ、ミサイルは天敵)
あるいはホットブラスター。
有無を言わせぬ確1のメインと、壁裏に届く爆風で前線のキル役になることができます。
ポイズンを使えば、1発目の爆風で足元塗りと50ダメを稼ぎ、2発目で確実に仕留めるという攻撃もできます。
スプラローラー。
ブラスターと似た部分もありますが、ブラスターと比べてカーリングでの移動や少な目の後隙を活かして多少の混戦にも耐えられ奇襲性能と継戦性能が高い。
また独特の曲射と範囲攻撃による攻撃範囲の広さ(主に幅)も。
例に挙げたようにそのブキでしか実現できない立ち回りが思い浮かびます。
では、スシコラでは?
同じシューター類だけでみても射程・キル速度はプライムジェットに負け、塗りはわかばリールガンに負け、集弾性も中程度、ヒト速度はZAPに劣りる。
このメイン性能でキル特化や塗り特化が非効率なことは直感的にわかると思います。
そこで、多くのプレイヤーは種類が多く互換性が比較的強いシューターに限って、「臨機応変」な立ち回りを求めるようになっています。
しかし待て。
例えば、ハイドラ+ローラー+ブラスター+スシコラみたいな編成になったとして、スシが塗り寄りの立ち回りをすべきか???
相手にL3やわかばがいてもそれは変わらないのか???
結局、編成が決まってから立ち回りを考えるには多くの経験が必要だし、ギアの噛み合いも保証されないし、非常に非効率で何かの劣化、下位互換になってしまいがちです。
そして、野良ガチマッチで特に厳しいことは「互いが互いのプレイスタイルを把握できない」ことがほとんどということです。
そんなゲームシステムに関する回答として、単純明快ですが私の回答は、
「そのブキにあった(そのブキに想定された、ブキスペックを最大限に活かせる)立ち回りをすること」です。
これは基本中の基本で、最初に上げたリッターやローラーは自然とこういう立ち回りに収束しがちです。
逆に言えばローラーで塗りを担当する立ち回りや、リッターで前線に立つ立ち回りには普通行きつきません。
似た性能のブキが多いシューターでも、そのスペックを細分化し、あくまでブキにあった立ち回りを前提に動くことができれば、自分の不利な部分で戦うことを避けることができます。
※謎編成による編成負けは初めから諦めています。
※劣勢時にヒーロー的な活躍をしてキャリーすることは捨てています。
私自身H3リールガンを愛用していたころ、溶けていく前線に耐え切れずに一時ゾンビH3を採用していました。
当時はスペシャルポイントも少なく、疑似も無かったため、単純にブキパワーで押すことができてそこそこは勝てていたのですが、今考えると塗りと射程が持ち味のブキにも関わらずスシやZAPのような立ち回りをして、案の定短射程ブキに狩られ、元々の持ち味であったアーマーも回せず、負のスパイラルに陥っていました。
余談ですが、塗りを担い、アーマーで味方を支援しても勝てない時、どうすればいいのか。
諦めてください。
元々、勝率100%どころか90%ですら現実的でないゲームです。
それでも、ブキに合った王道の立ち回りをすれば、極端にブキパワーが低い場合とプレイヤースキルが足りていないを除き、6割程度の勝率を確保できるはずです。
勝率6割を保てれば難なくX帯に昇格できます。
この立ち回りの利点は他にもあって、立ち回りを想像しやすいのでカバーに入ったり、特定のポジションを任せたり、ヤグラ乗りやホコ持ちを任せたり、共通認識をベースにやんわりとした意思疎通が実現することです。
だからこそ、普段から色々なブキを使用することに意味があるのです!
実際には編成をみて立ち回りを調整することで更に勝率を上げることができると思うのですが、
まず第一ステップとしては自分の強みだけを考えて立ち回ることをおススメします。
どんな形でもいいので自分の勝ちパターンを形成できないと立ち回り迷子になってしまうので。
極端な話、塗りわかばを使っていて、銀モデと同じチームになっても、塗りを譲ることなくいつも通りの立ち回りをしてください。
銀モデに塗りを譲って前線で対面しようなどとすれば、すぐにスシやプライムにぼこぼこにされます。
その代わり、短射程塗り枠が2人もいるので、すぐに盤面は塗り優位になると思います。
そこからはまたわかばにだけできる戦法(ボムぽいぽい)で味方を支援していれば、銀モデはスペシャルで前線を上げてくれるはずです。
だって、そのために銀モデをもっているはずなのだから。
人数不利になっては元も子もないので、間違っても他人の役割を肩代わりすることに必死になってはいけません。
一般社会でも、仕事ができる人のところに仕事が集まってしまい、他人に任せるべき雑務までエース社員が残業しながら…ということがあるようです。
他人の仕事で疲れてしまわないように。
もっと自己のアイデンティティを存分にアピールして戦いましょう!!!