スプラ甲子園2020 関東Day2まで感想
スプラトゥーン2自体は最盛期と比べれば下火と言っても過言ではないアクティブプレイヤー人数に落ち着いていると思いますが、なんだかんだと盛り上がっていますね。
スプラ甲子園2020。
恐らく多くの熱心なプレイヤーはガチマッチを中心ウデマエやXパワーの上下に一喜一憂し、自身のプレイヤーとしてのスキル上達を実感していることと思いますが、
甲子園での対戦ルールはナワバリバトルなので少し違った趣があります。
また、トーナメント序盤は1先のデスマッチ。
ちょっと下振れしたり、編成相性が悪かったりすればプロチームでもあっさり敗退というシビアさ。
逆に言えばぽぽ学のような無名チームでもワンチャンある、というロマンあふれる大会です。
さて、甲子園というよりもナワバリバトルに関する感想になるかと思いますが、自分の印象として「ナワバリ勢は立ち回りが丁寧」という印象があります。
GGBOYZに新加入したレン〆ゾーン氏を始めとして、ナワバリガチ勢はフェスというガチマッチよりもいびつなマッチングで極端な勝率を維持し続ける独特な強さがあります。
その強さの根源がなによりもデスしない立ち回りにあると思っています。
1試合3分間、スペシャルゲージの自動回収は無し、ステージ全体がオブジェクト、という条件で行われるナワバリバトルはガチルールと比べて1デスの重みが大きいと言います。
3分間戦っても両チームキル合計数が10くらいという試合も珍しくありません。
それくらいリスクをとったワンチャン戦略を否定し、安定択を優先する辛抱強さが目立ちます。
余談ですがナワバリ勢には感度が低いという印象も。
難しいエイムでの連キルというヒーロームーブを良しとしないナワバリバトルでは、安定して死なずに前線を維持し続けることが求められるからでしょうか。
この辺は完全に印象なので、なんの信ぴょう性も発展性もありませんが。
最後になりますが、私個人が甲子園の試合をみて即フォローした選手が2名。
るす選手(ダイナモ)、YUUTON選手(ローラー)。
二人ともガチマッチでも最上位勢なので今更紹介されても、という感じかもしれませんが、とにかく立ち回りが丁寧でした。
特にYUUTON選手はナワバリでは不利と思われる無印ローラーで大暴れしていました。
(ローラーの荒らし性能は通話のない甲子園では強いという説もありますが)
特に印象的だったのがザトウ右奥のスペースでエクカスと見合った場面。
縦振り先端を当てて周囲に他の敵は見当たらない、という場面でしたが欲張ってキルを狙わずにあっさりと引き、アサリゴール下を抜けて左高台下に潜伏。
配信をみていた時にはあれっと思いましたが、距離的にも位置的にも正面から突っ込む以外の選択肢がなく、エクカスが直撃をとってくればあっさり返り討ちに遭っていたでしょう。
この相手の下振れを計算に入れない判断が徹底されており、生存による圧を活かせていたと思います。
自分もちょっと射程内に入った時点でチャーやクーゲルに攻撃を始めたり、竹なんかに半端な距離から対面を仕掛けたりしがちですが、どちらも相手をなめたムーブですよね。
やられて初めて「相手うめー!」みたいなことを言っているようでは成長できません、反省。
さて、この場面では結果的にエクカスはクリアリングのためにインクを消費し前に出られない時間が発生、更に別のポジションでは味方が人数不利に。
自分も前線ブキをもった時にはああいったヘイトを残して味方の加勢をする動きを参考にしたいです。
ダメージを先に与えて有利、相手の直撃が無ければ相手塗り枠をキルできる、おいしい場面に見えましたがリスク管理の上手さが光る1シーンでした。