上達のために負けを受け入れること
最近強く思うことがあって、ほとんどのプレイヤーは(自分も含めて)辛抱強くないんじゃないかと。
つまりどういうことかというと、例えばエリアで相手にエリアをとられていて、残り30カウントくらいで味方が揃う前に単独でスペシャル吐いて突っ込んじゃうみたいな。
あるいはホコで、明らかに目の前に複数の敵が待ち構えているところカーリングに乗って突っ込んじゃうとか。
味方3落ちで逆転できるわけでもないのに無理やりヤグラに乗ったりとか。
とにかく膠着状態が続くことや、自陣に引いて前線を上げ直すという作業に耐えられないプレイヤーが多いような気がします。
それが顕著に表れるのがガチアサリ。
今自分の考えではガチアサリが最もカウントを稼ぐためのステップが多いルールだと思っているのですが、これを待てずに一足飛びにゴールへ向かいたがるプレイヤーが多い。
<参考:私流ガチアサリの動き方>
1)人数有利を作る(生存重視でキルから入る)
2)塗り有利を作る(塗り前線は個ではなく、面で上げる)
3)アサリを集める(ガチアサリは多いほど良い)
4)アサリをシュート
このうち、どのタイミングであっても次のステップに進むためスペシャルを駆使すべきものと考えています。
ともすれば4のチャンスのためだけにスペシャルを温存したりしがちですが、ガチアサリがあればスペシャルは自動的に増加していくので有利状況を維持しやすいです。
もちろん途中でデスしたりもするので、基本的には防衛も兼ねた1と2を行ったり来たりするわけで、そうなると開始3分くらいどちらもカウントが進まないという展開も珍しくありません。
1~2をすっ飛ばして3と4だけを実現しようするあまり(パブロやボールド等)、ゴールは割ったけれどカウントが大きく進まないという経験は何度となくあります。
また、2と3を入れ替えてアサリは多いけれど前線が上がらない、という状況もかなり多いです。アサリを先に集めると敵陣以外の方向を向いた移動が増えるので位置バレしやすく、狩られやすいんですよね。
打開でも同様です、アサリを入れられる音ってなんかイライラさせられますが笑、焦ってリスポンからゴール下へまっすぐ進むようでは簡単に連デスで傷口を広げてしまいます。
打開の第一目標はKOされないことなので、損して得取れではありませんが相手のアサリが枯渇するのを待つくらいの余裕を持てると無駄なデスはぐんと減ると思います。
ガチアサリのルールと戦術は複雑なのでケースバイケースという場面も決して少なくないのですが、やはり基準となるセオリーは存在するはずで、とりあえずは上の4ステップを念頭に動いてみています。
トライアンドエラーで常に更新していくつもりですが、失敗したらその戦法はダメとはっきりするので積み重ねにはなります。
話を戻しますが、こういったステップの存在を無視してオブジェクトに直接関わろうとする焦りを無くすこと、が冷静な立ち回りを維持する上で重要だと思うようになりました。
例えば、エリアで自陣手前のクリアリングも不十分なのにナイスダマをエリアに投げたりしていませんか。
一瞬エリアが止まるでしょうが、状況は少しも改善していません。
基本に立ち返り、人数有利を作ること(自分がデスしない)、前線を上げること、この2点をどのルールでも徹底すれば、かなり勝率は安定するのではないかと思います。
端的に言えば冷静にリスク判断を行えていない、という一言で済むのですが。
そしてわかっちゃいるけどやめられない、という部分だと重々理解してもいますが。